公益財団法人 とよなか国際交流協会

リレーコラム(2015年度~)

2021年1月 en glad laks (エン グラ ラクス)(第1回)

岩根あずさ(いわねあずさ)

初めましての方、お久しぶりの方、みなさんこんにちは!
 ノルウェー王国オスロ市に引っ越してきてから5ヶ月がたちました。ノルウェーは北ヨーロッパのスカンジナビア半島に位置し、スウェーデン、フィンランド、ロシアと国境を接しています。オスロ市はその南側に位置する首都です。首都といっても人口は68万人ほどで、豊中市の人口1.7倍くらいの小規模な都市 です。リレーコラムでは、ノルウェーでの生活を通じて考えたことや感じたことをみなさんにお伝えしていきたいと思います!どうぞよろしくお願いします。
 さて、ノルウェーでは本格的な冬が始まっています。10月ごろから日が昇る時間が遅くなり始めて、今このコラムを書いている12月の日の出時間は朝の9時ごろ、日の入りは15時半ごろです。日照時間が短くなってくると心配なのが、ビタミンD不足です。ノルウェーでは多くの人が夏の終わりの日が短くなり始めた頃から、魚の肝油を摂取し始めるそうです。この肝油、ビタミンDをはじめとする健康に欠かせない成分が凝縮されているようですが、魚フレーバーも凝縮されていて好き嫌いが分かれるそう…。私は今のところビタミンDの錠剤サプリを使っているので、なくなったら肝油に挑戦してみようかなと思います。
 冬の訪れとともに街はクリスマスムードが漂い始め、10月の中頃にはすでにあちこちでクリスマスの準備が始まっていました。私が今のところ一番クリスマスの訪れを感じているのは、意外にもスーパーマーケットだったりします。ノルウェーのクリスマスでは7種類のクッキーを用意するそうで、どこのスーパーも缶に入ったクリスマスクッキーが山積みです。さらに、牛乳やヨーグルト、キッチンペーパーやトイレットペーパーのパッケージまでもクリスマス柄へと模様替えされています。そして、クリスマス料理に使う食材(豚バラや塩漬けの羊肉、ソーセージなど)も見逃せません。それぞれの食材はどれもビッグサイズで、試しに豚バラのオーブン焼きのレシピをみてみると材料には豚バラ2-4kgと記載されています。家族みんなが集まってお祝いする、クリスマスのお料理ならではという感じがしますね。もちろん、スーパー以外にも街中のイルミネーションやクリスマスマーケット、フェアなど様々なところでクリスマスの訪れを感じることができます。
 寒くて暗い冬はまだまだ始まったばかりです。天気につられて気持ちまで暗くならないように、楽しいことや春に向けての計画などを立てながら過ごしていきたいと思います。それではみなさん、Ha det bra(さようなら)!

岩根あずさ(いわねあずさ)

子どもサポート事業(学習支援サンプレイス)でボランティアをしていた岩根あずささんが、2020年7月よりノルウェーで生活されています。日本から遠く離れた地での生活や現地の様子について、あずささんにレポートしていただきます!