公益財団法人とよなか国際交流協会

リレーコラム(2015年度~)

2019年07月 蘇州的随記☆仰望天空(第4回)

柳本美鈴(やなぎもとみすず)

「蘇州的随記☆仰望天空 (蘇州での徒然日記☆空を見上げて) 」(第4回)

大家好(みなさん、こんにちは)!
 4月に新年度や新生活がスタートし、そろそろ新しい環境に慣れてきた人も多い頃でしょうか?私も、蘇州に来て一年が経ちました。我が家には6歳の娘と4歳の息子がいますが、彼らも、すっかりここでの生活に慣れたようです。
 一年前、蘇州へ来てすぐに、中国語も中国の生活スタイルもわからないまま、彼らは近所の私立幼稚園に入園しました。日本人の子も数人通ってはいますが、大多数は中国人の子どもたちです。先生はもちろん中国人で、話される言葉も当然中国語。日本語しか話せない我が家の子どもたちにとって、言葉の壁はかなり大きかったと思います。しばらくの間、幼稚園に行きたがらない日々が続きました。それでもなんとか少しずつ、幼稚園の生活や中国語にも慣れ、今では中国語を使って先生や友だちに話しかけるまでになっています。我が子たちの成長を見た一年でした。
 幼稚園で知り合った中国人の子たちは、とても忙しい日々を送っているようです。教育熱心な保護者の方が多く、幼稚園から帰った後や週末に色々な習い事をしている子どもたちがたくさんいます。塾やピアノ、バレエや囲碁など、街中には幼児教室が大充実!
 早期教育に力を入れている様子は、幼稚園にも表れています。息子が通う幼稚園では、毎日2時間の英語の授業があります。外遊びの時間は少ないですが、英語の授業の他にも学習や創作活動の時間が多いようです。「子どももなかなか大変だな~。」と思いながら眺めている今日この頃です。

柳本美鈴(やなぎもとみすず)

こども母語・スペイン語アシスタントの柳本美鈴さんが、2018年4月より中国に滞在されています。現地に住んでいるからこそ感じること・ものがたくさん詰まった、美鈴さんからの生活便りをどうぞ。