公益財団法人とよなか国際交流協会

リレーコラム(2015年度~)

2018年06月 蘇州的随記☆仰望天空 (蘇州での徒然日記☆空を見上げて) (第1回)

柳本美鈴(やなぎもとみすず)

你好(こんにちは)!私は、この4月から、中国の蘇州市というところで生活しています。蘇州市は、上海市から西へ150km(大阪~岡山くらい)のところにあります。市内には水路が流れ、有名な中国庭園や昔の街並みを残す、とてもきれいな町です。こちらへ越してきて1か月が過ぎました。私が住んでいるところは、周りにたくさんの日本人がいて、近くに色々なお店もあって、生活するのに全く困りません。とても快適に過ごすことができています。このコーナーでは、私がここで生活する中で、不思議に思ったことや驚いたこと、おもしろい!と思ったことなどをコラムで紹介したいと思います。
 さて、私が蘇州市に来て一番最初に感じたことは、「道を歩くのが怖いなぁ」ということです。初めて町を歩いていたとき、急に後ろからバイクが追い越してきたのでドキッとしました。でも、バイクが近づいてきたら、音で気が付きそうなものですよね?けれども私は全然気が付きませんでした。それには訳があります。それは・・・
 実は、こちらで走っているバイクのほとんどは、電気で動く『電動バイク』なんです。日本で見かけるのは、ガソリンで走るバイクですが、それとは違って、音がとっても静か。そして排気ガスも出ません。そう、自転車と同じ感じですね。こちらでは、電動バイクが自転車と同じように見なされていて、運転免許の必要も無く誰もが気軽に乗れる乗り物なんです。中国人の友人に、「じゃあ子どもでも、運転していいの?」と聞くと、「それはさすがに危ないから、親がダメって言うね~。」という返事がきました。
 この電動バイク、電動といってもかなりのスピードが出ます。駐輪場や家のコンセントで充電でき、誰でも乗ることができるので、とっても便利!ただ、便利な分、やっぱり事故も多いようです・・・。私も気をつけて道路を歩かなくては、と思っています。

柳本美鈴(やなぎもとみすず)

こども母語・スペイン語アシスタントの柳本美鈴さんが、2018年4月より中国に滞在されています。現地に住んでいるからこそ感じること・ものがたくさん詰まった、美鈴さんからの生活便りをどうぞ。